狒々門の奥の入江のむじな島にて。

大猿の如きものを連れた天人らしきものを見たあの日から、ぼくはずっとここにいます。

生肉と大剣とスコッチを携えて、大猿コロナと戦うロリコンハイランダー日記。

おうち時間、いろんなことをしているけれど、おうちじゃない時間として、きょうも往復30キロ歩いて、買い物に行ってきた。

 

 

ぼくの住む地域は、パンデミックとはほとんど無縁の隔絶された僻地にあるため、そして人もほとんどいないため、感染の危機なんてものは通常考えられないのだけれど、こんな時期でさえ、県外からこの地に魚釣りに来るアホどもが大勢いて、そんなやつらだからマナーも極めて悪く、老人ばかりのこの地域に万が一にも質の悪いウイルスが蔓延でもしたら、この地域の老人たちが死に絶えるかもしれないなんてことは、考えてもいないのだろうな。港には「ウイルス蔓延の恐れがあるため立ち入りを禁ずる」との立て札が設置されたが、幼い子どもたちを連れた家族連れが、ワイワイと立ち入り禁止エリアに押し寄せ、はしゃぎまわっている、ほんとバカかと思う。

 

まあコロナ云々はさておいてもだな、状況をわきまえろとういう観点からしての、日本人の意識の低さよ。

 

くる日もくる日もコロナのマンガ (ビームコミックス)
 

 

きょうは曇っていて比較的涼しかったから、生肉を買って、スーパーマーケットで提供されているクラッシュアイスと一緒にリュックに詰め込んで二時間以上歩いたけれど、肉はおおよそ傷まなかったようだ。

 

惣菜のコロッケや、レタスや大根や卵なんかを買った。

 

そして家に帰ってきて、まあ30キロほど歩いたからクタクタで、それでもちゃんと料理をする。米を炊いて、サラダを作って、酢の物をあえて、肉を焼いて、ジャンクなワインなど飲んでみる。もちろん、『エレメンタリー』を一話観る、一話だけ観る。

 

 

具体的には、サニーレタスと近所のおばちゃんにもらった謎の柑橘系のサラダ(バルサミコドレッシング)、小松菜とかまぼこの酢の物、豚のウデ肉のガーリック炒め、あと自家製の白菜の漬物とか納豆とか冷奴とか。

 

そしてごはんを食べ終えて、外の海風がやけに強くなっていて(ほぼ強風注意報)、少し眠くなったけれど、「クレイモア」っていう安いブレンドのスコッチを炭酸で割って飲みながら、あてもなく日記を書いている。

 

クレイモア 40度 700ml
 

 

クレイモアってのは、スコットランドハイランダーが用いた両手持ちの大剣で、スコッチのラベルにもその大剣が交差するデザインがほどこされている。ハイランダーと言えば、ラッセル・マルケイ(Russell Mulcahy)監督による、クリストファー・ランバート(Christopher Lambert)主演の『ハイランダー 悪魔の戦士』(Highlander)という映画を昔観たなあ、サー・トーマス・ショーン・コネリー(Sir Thomas Sean Connery)も出演していた。

 

 

たしか月刊ジャンプでも、八木教広の『CLAYMORE』って漫画が連載されていて、月刊誌では読んでいないけれど、コミック版で少し読んだ記憶がある。ただ、すぐに読むのをやめてしまったから、よく覚えていない。

 

CLAYMORE 全27巻完結セット (ジャンプコミックス)

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  • 作者:八木 教広
  • 発売日: 2014/12/04
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Claymore: Complete Series [Blu-ray]

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今朝方、目が覚めるまでに見た夢のことを思い出そうとしているが、なかなか思い出せない。ただ、エロティックな夢だったような記憶が、断片的にある。

 

今日の夢とは関係ないのだけれど、ぼくの夢には時折、小学生の頃に好きだった女の子が出てくる。彼女はとある有名な小説に登場する女性と同姓同名なのだけれど、もし結婚をして苗字が変わっていれば、その範囲ではなくなっているはずだ。

 

ただし、その姿は、たぶんだがずっと成長していて、大人になっている。まあ、別に彼女がぼくの記憶にあるあの頃のまま夢に出てきて、ぼくがその彼女に対して如何なる感情を持ったとしても、それはあくまでも夢の中の話であって異常な性癖に繋がるものではないのだが、あえて言っておくと、夢の中の彼女はおそらくだが、ぼくと同様に時間を重ねているらしい風貌をしている気がする。

 

それは、ぼくがロリータ・コンプレックスではないからなのか、あるいは夢の中で、何かしらの時間軸的な整合性を、ぼくが、もしくはぼく以外の夢を操っている某かが、保つために状況を変化させて描いているのか、それはわからない。

 

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  • 発売日: 2012/11/07
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実際に、現実世界で彼女を最後に見たのは、たぶんぼくが高校生の頃だと思う。

 

本来なら、ぼくは小学校を卒業後、彼女と同じ中学校に進学するはずだった。けれど、いろいろな事情があり、そうはならなかったのだ。それからしばらくの時間が過ぎ、ある日、とある駅から乗ったバスに彼女が乗り合わせていた。

 

どれだけ、力を振り絞って声をかけようかと思ったけれど、当時、その時のシャイなぼくには到底それは出来なかった。今なら、今の自分ならどんなことがあっても声を掛けると思う。でも、あの当時のぼくには、それは出来なかったのだ。

 

結局、日々なんてものは、そういう後悔みたいなもので成り立っているし、そして、変えることの出来ない過去を悔やむのは無意味だ、馬鹿げている、とシェークスピアが言っていることが、大凡正論であると、思い知るに至る。

 

おうち時間の話をしなきゃ。

 

前回、おうち時間は『エレメンタリー』だと語ったが、もうひとつ。

 

おうち時間で、このウェブログのタイトル画像の新バージョンを新たに制作している。その詳細については、また改めて記事にするが、その制作段階のヴィジュアルを持って、締めさせていただこう。

 

狒々門の奥の入江のむじな島にて

狒々門の奥の入江のむじな島にて。

 

今週のお題「おうち時間2021」