狒々門の奥の入江のむじな島にて。

大猿の如きものを連れた天人らしきものを見たあの日から、ぼくはずっとここにいます。

梅雨時期のムカデ退治は、藤原秀郷もやる気が出んわ日記。

ぼくがこの僻地に移住してきた理由は、とある求人に採用されたからだった。

 

まず最初に言っておこう。

 

その求人元がとんでもないブラックで、とんだクソ野郎で、研修という名目で一ヶ月間、ほとんど休みも給料も無いまま過酷な労働をさせられた挙げ句に、「やっぱり、いらないから」と言って即日で解雇された。

 

「給料を払わなくてもいいなら働いてもいいけど」と、そんなようなことを言われた。

 

バカか!?

 

もう一度言っておこう、大切なことは二度言うことにしている、ぼくの人生史上稀に見るクソ野郎だった。

 

その仕事のために、わざわざ、精神的にも金銭的にも大きな負担を乗り越えて、移住してきたのだ。移住ってさ、なかなか凄まじいパワーがいるのだよ。

 

あいつ、マジ許さねえ。

 

そして、すべてを失ったぼくは、今ここでなんとかかんとか暮らしながら、こうやってウェブログを書いている。

 

あのクソ野郎は、どんなことがあっても、ぼくは許さない、何度でも言う。

 

いま、外は嵐のような大雨で、ぼくの住んでいるボロボロの家には、雨が吹き込んでくる。

 

正直言って、もう、どこかに引っ越そうかとも考えている。

 

目的も仕事も失って、心の拠り所すら無い場所で、ましてや崩壊寸前のボロボロの借家に、ぼくはいる必要があるんだろうかって、毎日毎日あてどもなく考える。

 

この家は20年間人が住んでいなかったらしくて、家は穴だらけで、床は腐ってるし、壁は日に日に崩れてくるし、窓はぶっ壊れていてキチンと閉まらないし、虫は当たり前に入ってくるし、鳥も入ってくるんだよ。外出して帰ってきたら、家の中にスズメがいたからね。

 

引っ越してきてしばらくは、いろいろ大変だった。まあいまでも大変は大変だけれど。

 

台所のシンクの排水パイプに見えないところで穴が空いていて、使ったら床が水浸しになったり、洗濯機用の排水口もぶっ壊れていて、使ったら水が逆流してきて床がびしょびしょになったり、寒波の時期に大雪が降ったら雪が窓から吹き込んできていて、室内の温度計をみたらマイナス二度だったり。何故か風呂場の壁が砂壁だったり・・・。

 

思えば、移住してからもう七ヶ月も経ったんだなあ。

 

よく頑張ったやろ・・・。

 

やる気がまったく出な〜い!とはいわないが、ここまでの経緯と、こんな梅雨時の大雨の日に、巨大なムカデが家の中を這い回っていたらさ、なんだかいろんなことがもう嫌になって、明日へのやる気も出んわ!

 

やる気が出なさすぎて昨日の夜中に公開ボタンを押せなかったから、一晩寝かせて今押すよ!

 

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今週のお題「やる気が出ない」