ゼブラ柄のレディーから頂いた半分皮のむけたバナナは、少しやる気のない味がした日記。

昨日は予定外に早朝から近所の人の用事の電話で起こされ目を覚まし、その30分後にまた別の近所の知り合いから大ぶりのアジを二匹と真鯛と、なんだか既成品のチャーシューの凍ったやつを頂き、魚たちは昨日捕れたやつだそうで、けれどまだ何の下処理もしていなかったので（やれやれ）そのまま家に戻って魚を捌きだしたら玄関を激しく叩く音がして、最初の電話の近所の人の娘らしき人（初対面）が電話の用件を済ませるために今から出かけるから早く用意してと半ば無理矢理に家から連れ出されそうになったので、五分待ってくれと言って下処理途中のアジとタイをひとまずゴミ用のでかいビニール袋にぶち込んで冷蔵庫に叩き込み、髪の毛もグシャグシャでほぼ部屋着のままiPhoneだけ手に持って彼女の車に乗り込み、どこへゆくのかもよくわからず彼女が働いているらしきカラオケスナック的な店に連れてゆかれ、店の常連客らしきゼブラ柄の洋服を身に纏ったお祖母様、もといレディーからバナナをもらったり、とある人物と軽い面談をしたりしていると大雨が降ってきて、今度は面談をした人物の軽トラックに乗せてもらって帰宅する。

余談だが、いま、ゼブラ柄の洋服を検索していたら、ヴィクトリア・ドーン・ジャスティス（Victoria Dawn Justice）が出てきた。

A happy zebra in the concrete jungle 🖤🦓 pic.twitter.com/KgkXq2uFIV
— Victoria Justice (@VictoriaJustice) December 15, 2019

再び家でアジとタイを捌いていると、二匹のアジは二匹とも卵を持っていた。

ぼくはこれまでの人生で何百匹も何千匹もアジを捌いたわけではないが、アジを捌いていて卵が入っているのを初めて見て、ちょっと感動してしばらく眺めていた。そしてアジとタイを捌きおえてから、そのアジの卵を甘辛く煮付けてみる。

雨はさらに激しさを増す。

魚たちを捌いて三枚におろして冷蔵庫に安置して、アジの卵の煮付けを作り終えると、本日メインの用事の件で電話があり、その後その件でミーティングに出かけ、いろいろと話しながらコーヒーを頂き、その最中足元でゴロゴロと転がる黒猫に足先を爪でザクザク刺されたり、足に噛みつかれたり、爪をたてて膝に這い登られたりしつつ、ふと窓に目を向けるととんでもなく巨大なアシダカグモがへばり付いていて内心少しビビりながら、ミーティングを終えてお土産にトマトを頂いて帰宅する。

帰宅すると、帰り際に小降りになっていた雨がすっかり止んでいた。

雨あがる。

ぼくは『雨あがる』という映画がすごく好きで、おそらく40回は観返している。

山本周五郎の原作を黒澤明が脚本化し、そのまま黒澤自身が監督を担うはずだったが脚本執筆中に骨折して療養生活に入り、結局完成させることなく亡くなってしまったため、助監督として脚本執筆の手伝いをしていた小泉堯史が黒澤から聞いた構想や残されたノートを参考に補作して脚本を完成させ監督した作品である。

雨あがる映画化作品集 (講談社文庫)

作者:山本周五郎
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一日中大雨だから日課のジョギングは無理だろうと思っていたが雨があがったので帰宅してすぐに走りに出かける。毎日着ているジョギングウェアが日々の汗でびしょびしょになって乾いてびしょびしょになって乾いてを繰り返しているため、とんでもない臭いを放っている。例えて言うなら「何日も人間を喰らっていない狼男が放つ体臭」みたいな臭いである。ちょっと気絶しそうなほど臭いが、明日洗うから、明日洗ってあげるからと自分に言い聞かせつつ走りに出かける。けれど途中で再び大雨が降ってきて、びしょ濡れになることは避けたいと思ったため遠出はせずに、変則的な周回コースをぐるぐると走って帰宅する。

いつもとは違う時間にいつもとは違う道を走ったため、いつもとは違う人々に出会い、野犬にも吠えられたトゥデイズ・ジョギング。

気が付くともう19時になっていた。

「しまった！夕ごはんの支度を何もしていないじゃないか！」と小声で叫ぶ。

それから、ジョギングで汗だくになって狼男臭×10くらいになった状態で食事の支度をはじめる。玄米を炊きはじめ、レタスだけのサラダとヨーグルトとライムを使ったドレッシングを作る。さらに、白菜の簡易的な浅漬けを漬け出し、三枚におろしたアジを刺し身にし、解凍しておいた鶏肉を茹でて、味噌と醤油とニンニクと生姜とナンプラーと砂糖とビネガーとオイスターソースとごま油と唐辛子でカオマンガイ風のソースを作る。あと痛みかけのもやしを使った酢もやし（唐辛子バージョン）を作ったり、昨日の残り物のイカの赤ワイン煮も温めなおしたり、目玉焼きとソーセージを焼いたりして、ひとまず準備完了。

時間の経過とともに狼男臭×15に成り果てた毛皮を脱ぎ捨ててシャワーを浴びる。

その後、室内に干していた洗濯物をたたんで片付けたり、いろいろやっていて、夜ごはんを食べ始めたのは22時を過ぎていた。

クソジャンクな赤と白のワインを飲みつつ、海外テレビドラマシリーズの『エレメンタリーホームズ＆ワトソン in NY』（Elementary）シーズン6を観ながら、ゆっくりと食事を楽しむ。

エレメンタリーホームズ&ワトソン in NY シーズン6(トク選BOX) [DVD]

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食事を終えて洗い物をして、ブラブラとネットなど徘徊したり、ぼんやり日々を憂いたりしていて、気が付けば朝の4時。

「えっ！もう明日じゃん！」と意味不明に小さく絶叫してから布団に潜り込んで眠りにつく。

でもね、なぜか今日、朝の7時に起きちゃった・・・。

天気予報では10時くらいから大雨が降ってくるらしいので、今日の日課のジョギングを早々に終えてしまおうと思い、さっそく早朝から走りに出かける。

ジョギング用の毛皮が一晩熟成されて狼男臭×23くらいになっている。その悪臭に必死に堪えながら約8キロほど走って汗だくで、本当に汗ダラダラで帰宅し、もちろん毛皮のレベルも狼男臭×26くらいになっていたので、家に入るやいなやすべてを脱ぎ捨てて真っ裸になり、脱ぎ捨てたすべてを洗濯機にぶち込み、ゆっくりとシャワーを浴びる。

シャワーを浴び終えて炭酸水をゴクゴクと喉に流し込み、洗濯物を部屋の中に干していると大雨が降り出す。

洗濯物を干し終え、再び炭酸水を飲みながら、窓の外の激しい雨を時々見つめながらブラブラとネットを徘徊しつつ、このウェブログ日記を書いている。今日のBGMはジョナス・ブラザーズ（Jonas Brothers）で、いまは『サッカー』（Sucker）が流れている。