狒々門の奥の入江のむじな島にて。

大猿の如きものを連れた天人らしきものを見たあの日から、ぼくはずっとここにいます。

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

鹿と人間のハイブリッド少年ガスはこの世の謎の答えを求めて旅に出る、Netflixの海外テレビドラマシリーズ『スイート・トゥース:鹿の角を持つ少年』予告編公開。

DCコッミクス原作のNetflix海外ドラマシリーズ『スイート・トゥース: 鹿の角を持つ少年』 カナダの漫画家でアーティストでもあるジェフ・レミア(Jeff Lemire)によるアメリカンコミック『スイート・トゥース(Sweet Tooth)』を原作としたNetflixの海外テレ…

ニール・ブロムカンプ最新作のスーパーナチュラルホラー映画、『デモニック(Demonic)』のメイキング映像が公開!

ニール・ブロムカンプ最新作『デモニック(Demonic)』 南アフリカ出身の映画監督であり脚本家のニール・ブロムカンプ(Neill Blomkamp)、『第9地区(District 9)』や『エリジウム(Elysium )』で知られる彼は、2015年製作の『チャッピー(Chappie)』 以…

「サコンタロウ」とは何者か?山口県長門市油谷の向津具半島にある「サコンタロウの墓」の謎。

サコンタロウの墓 山口県長門市の油谷にある向津具半島には、「サコンタロウの墓」と呼ばれる古い五輪塔群が存在する場所がある。 「サコンタロウの墓」と呼ばれる五輪塔群 このサコンタロウの墓、いろいろ初っ端から謎多きこと甚だしいが、ちなみにこの場所…

山口県長門市の油谷にある聖域、「猿神森(サルガミノモリ)」を探しにゆこう!【其の弐】そして伝説へ。

猿神森の奥へ 『防長地下上申』の「大津郡河原村諸事由来覚書」に記された「猿神森」を探し求めて、河原浦というエリアでフィールドワークを開始したぼくの前に突然現れた古老モリアーティ(仮名)氏。そしてなんと彼は、偶然かあるいは必然かわからないが、…

山口県長門市の油谷にある聖域、「猿神森(サルガミノモリ)」を探しにゆこう!【其の壱】河原浦と鎮守様のこと。

『防長地下上申』に記された「猿神森」 防長両国諸郡の各村落から萩藩府の絵図方頭人である井上武兵衛宛に提出された「地下図」「明細絵図」などの村勢概要、いわゆる村明細書を編纂した一連の文書群『防長地下上申(ぼうちょうぢげじょうしん)』の中の「大…

山口県長門市の油谷にある聖域、「猿神森(サルガミノモリ)」とはなにか?

山口県長門市油谷にある「猿神森」という場所 山口県長門市の油谷湾に浮かぶ小島「手長島」の名前の由来がテナガザルにあるという仮説を受け(まあ勝手な異端説ではあるが・・・、)、この地方の“猿”に関する事柄を調べていたところ、『防長地下上申(ぼうち…

山口県長門市の油谷湾に浮かぶ「手長島」は、伝説の「長臂国」なのか?

山口県長門市の油谷湾に浮かぶ「手長島」 山口県長門市の油谷湾には「手長島」という名前の小島が浮かんでいる。 山口県長門市の油谷湾に浮かぶ「手長島」 読み方としては「てながじま」あるいは「てながしま」であろうか。『防長地下上申(ぼうちょうぢげじ…

山口県の北西部にある天然の良港たる油谷湾と、それを形成する向津具(ムカツク)という奇妙な音を持つ半島の名前の由来。

山口県北西部にある油谷湾 日本海の南西部、山口県北西部に、「油谷湾(ゆやわん)」と呼ばれる湾がある。 山口県長門市にある油谷湾 湾口の幅は約4km、奥行きは約10km、最大水深は約40m、北側にある向津具(むかつく)半島よって形作られた湾であり、東西方…

ウェブログタイトル『狒々門の奥の入江のむじな島にて。』についての考察【其ノ壱】「天人」と「ひょん」のこと。

『狒々門の奥の入江のむじな島にて。』とは 日本の中国地方のとある場所に、古くから「狒々門(ヒヒモン)」と呼ばれている一対の自然巨石柱があり(一説には自然石ではなく人工的なものだとも言われているが)、その奥にある海に突き出た半島の入江にポツン…

狒々門の奥の入江のむじな島にて、ぼくはウェブログを書きはじめます。

嗚呼、遥か彼方の懐かしき東京よ。 東京を離れて、様々な土地をさまよい歩きはじめてから、約八年という歳月が過ぎ去った。 ちなみにぼくは東京の出身ではないのだけれど、いろいろな事情があり、東京で暮らしていた時間が長かったのだ。だからなんだか東京…